がんプロ国際シンポジウム
『がんプロから考える日本発の国際貢献』
~日本への留学生とのディスカッションを通して~
がん診療には、地域医療への理解が必要な一方で、世界的な規模での治療開発や均てん化が求められており、専門医においては地域から世界まで俯瞰する力が要求されています。
今回は、婦人科がんを例にあげ、日本でがん研究に携わる海外の若手医療者の先生方に、それぞれの地域と日本の現状の違いについてご講演いただき、各国の制度の違いや、実際の診療上の問題点について理解していただくことを目的としました。また、同じ志を持つ若手医療者と、国際協力の中での日本の在り方について討論することで、現実的な一歩につなげたいと思います。
プログラム(予定)
【第1部:講演】14時10分~16時10分
① エジプトの婦人科がん診療と日本の婦人科がん診療について
② インドネシアのがん診療・研究のあり方と日本での環境について
③ 中国の婦人科がん診療と日本の婦人科がん診療について
④ スコットランドのHPVワクチン接種状況と日本の状況について
【第2部:ディスカッション】16時20分~17時20分
(1) 各国による、医学生教育のありかた
(2) 各国による、医学研修・専門医修練のありかた
(3) 各国による、医療偏在の問題点
(4) 国際医療に対して日本ができる支援について